[No.13]
隼
【登場人物】
ランド、キーファ
辺り一面見渡せる丘の上に、旅人のようでもあるがどこか気品のある男が斧を携え立っている。
王子でありながらその身分を捨て、ユバールの守り手となることを選んだキーファだ。
キーファは少し喜んでいた。当然このゲームに参加するわけではない。
この世界に連れて来られたあの場で、アルスとマリベルの姿を見た。それに、名簿にも二人の名前が
載っている。二人と再会できるかもしれない。
キーファの目標はまず彼らと合流すること、そしてハーゴンの野望を打ち砕くこと。
更に、ゲームに参加する者を止めること。(魔物のような奴は止められるとは思っていないが…)
そのために、この見通しの良い場所で…相手からも見える位置で人を探していた。
早速、後ろから人がきたようだ。だが、
さっき、後ろを見たときは人影すら見えなかった。
人はこんなにも早く動けるものなのか…。いや、人なのか?
それでも、キーファは後ろからこちらを狙っている者に対して無防備だった。
わざと隙を見せて誘っているのだ。
ふっと、後ろにいた者の足が止まった。
(ん!?こちらが気付いているのを感づかれたか?)
いや、違う。
そいつは、10mはあろう距離から切り込んできた。
早い!まるで風…隼のようだった。
振り向いた先にはもうすでに刃がある。
虚を突かれ、身構えていなかったキーファは死を覚悟した。
しかし、その刃は首をはねる寸前で止まった。
キーファに剣を突きつけているのは、サマルトリア第二王子ランドだ。
ランドが剣を納めると、キーファは言った。
「殺さないのか?どういうつもりだ!!」
「お前が、このゲームに参加してるなら首をはねたさ。こんな所に突っ立ってるつーことはゲームに参加する気はないんだろ?
だったら、協力しな。このゲームをぶっ壊す!」
ランドは、今回のことの元凶であるハーゴンとの因縁を話した。
そして、この世界に充満している異様な気の正体、破壊神のことを…
【C-2/丘の上/朝】
【キーファ@DQ7】
[状態]:普通
[装備]:バトルアックス
[道具]:不明
[思考]:仲間に会う ランドに協力?
【ランド@DQ2】
[状態]:普通
[装備]:メタルキングの剣
[道具]:ほしふる腕輪 他一つ
[思考]:ハーゴンの野郎をぶっ殺す
※まだ、放送がないためキーファはアルスとマリベルの生死は知りません