[No.19]
溶けたこころ
【登場人物】
キーファ、ランド
俺は、ハーゴンとの因縁、破壊神の脅威についてランドが語るのを真剣に聞いていた。
「ハーゴンは、俺たちを生贄にして破壊神を呼び出すつもりなのか?」
眉間に眉をよせ、つぶやくように核心をついた。
「なぜ、奴が生きているかは知らないが、そうだろな。……しかも、完全にだ。
殺し合いをしてしまっては、奴の思うつぼだろう。
だが、この状況だ。殺し合いを始める奴らが何人出てもおかしくない!
まずは、そういった連中を止める。協力してくれるか?」
キーファは、ランドの目を見つめている。
最初に切り込んで来た奴だ。直ぐには信用できない。
しかし、あの場で落とせたはずの首を落とさなかったのも事実。
少し悩んだが一緒に同行することを決め、黙って頷いた。
「よーしっ!かたっくるしい話は終わりだ。っと、自己紹介がまだだったな。
俺の名前はランドだ。一応、サマルトリアの王子をやってる」
「……俺は、キーファだ。」
「お前も、王子だろ?雰囲気で分かるよ。俺の仲間にも王子がいたしさ」
ランドのズバリ宣言には驚いた。
「いやぁ……まいったな。元王子だけど」
いつの間にか、キーファの緊張は溶けている。
ランドには、そういう力があるらしい。
さっきとはまるで別人だし……変な奴だ。
二人は、人が集まるであろう場所に行くことにした。
目的地は、ここから北にある町レーべ。
【C-2/丘の上/午前】
【キーファ@DQ7】
[状態]:普通
[装備]:バトルアックス
[道具]:不明
[思考]:仲間を探す ランドに協力 北の町レーべへ行く
【ランド@DQ2サマルトリア王子】
[状態]:普通
[装備]:メタルキングの剣
[道具]:ほしふる腕輪 他一つ
[思考]:ゲームに参加する者を止める 北の町レーべへ行く