[No.93]
狩り、再開
【登場人物】
バーサーカー
夕陽を浴びて、川の流れが輝いている。
それはなかなか美しい光景だったが、そんなものには見向きもせず、その川の上の橋を渡る者がいた。
その名はバーサーカー。
バーサーカーはこの数時間、獲物を求めて平原を彷徨っていたのだが、偶然にも誰にも会わずに、
緑の魔物と戦った橋に戻ってきてしまった。
バーサーカーが誰にも出会わなかったこと。
それは他の全ての参加者にとって幸運だったが、バーサーカーにとっては不運以外のなにものでもない。
しかしバーサーカーには焦りも怒りもない。獲物が見えたら殺す。それだけ。
それに、バーサーカーにも収穫がなかったわけではない。平原で、ある「落し物」を拾っていた。
先刻、自分が一部を破壊してしまった橋を渡りきると、バーサーカーの視界に城が入ってきた。
城には獲物のいる可能性は高いだろう。「ギイイイイイ」と一声あげるとバーサーカーは走り出した。
と、次の瞬間、バーサーカーの異常なまでの視力が、何かを捉えた。
城から飛び出した、台のようなもの。その上に…
人が乗っているようだ。
バーサーカーの殺意は完全にそちらへ向いた。方向を変え、スピードを上げる。
これから先、日が沈んだら闇の世界。闇に目の効くバーサーカーは、ここからが真骨頂。
先程よりも、大きな声で、両手を挙げて、叫びながら、バーサーカーが駆ける。
左手には、破壊の鉄球。
懐には、ミラーシールド。
右手には、はかぶさの剣。
【D-4/南の平原/夕方(放送直前)】
【バーサーカー@DQ2】
[状態]:健康
[装備]:破壊の鉄球 はかぶさの剣
[道具]:ミラーシールド
[思考]:闘争本能のままに獲物を求める
※はかぶさの剣…破壊の剣の威力とはやぶさの剣の二回攻撃を併せ持つ。
一度手放してしまうと効力を失ってしまう。
※足首の痛みはなくなりました。