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私は、誰にもなれないのなら

私は、誰にもなれないのなら


登場人物
フォズ(DQ7)、ピサロ(DQ4)、アレフ(DQ1)


「デス…ピサロ…だと?」

アレフの中を雷鳴が轟く。その名はピサロと同じ時代、同じ世界を生きた者が聞けば
畏怖すべき魔王の名前であることがすぐにわかるが、そこまでアレフには知る由も無い。

しかし勇者の血筋がそうさせるのか、その名前から強烈な禍々しさを、彼は感じ取った。
『言霊』とでもいうのだろうか?
何か、敵も、味方も全てを巻き込んで根絶やしにしてしまうかのような、
…その名を名乗った本人も含めてどす黒い絶望の渦へ叩き込んでしまうかのような…
そんな不吉きわまる予感が、彼の頭をかけめぐった。
戦士としての経験が彼に告げた…こういう予感は、大抵当たってしまうものなのだと。

(駄目だ…それは、絶対に許されないことだ!)
やめろ!アレフは叫ぼうとした。
しかし、それはすんでのところで生じた、けたたましい死神の福音によって妨げられる。
鐘の音?…主催者の放送か!もうそんな時間なのか?アレフははっとなった。
そうだ、この主催者の放送で、絶対に聞き落としてはならないことがある。
「追加される禁止エリアの場所」そして「死者のリスト」だ。
この12時間のうちに命を落とした者の名前が呼ばれるのだ。

(死者の…リスト…)
自然、アレフは今自分の近くにある二つの遺体に目がいく。
聴く方がおろそかになるわけにもいかなかったから、注視することもなかったが、
アレフの視界にぼんやりと映る、アトラスとサマンサ。
手強い敵だった。あるいは憎むべき仇だった。
しかし今はもはや冷たい躯と化し、おそらくはこれからの放送で両者の名も呼ばれるだろう。
…もう、死者の頭数でしかないのだ。この二人も…この二人ですらも…
 
 
そんな短いが、深刻な思いが胸中をよぎるうちに、鐘は鳴り止み、放送が始まる。
アレフは息を呑んで耳を傾ける。彼は願った。彼の愛する人の名が決して呼ばれないことを。
そして彼はまた願った。それがおそらくはありえないとわかっていながらも、
この下劣なゲームの犠牲者が、自分が知っている以上にはいないことを。

…放送は、終わった。時間にすればあっという間の、ごくわずかなものにすぎなかった。
しかし、アレフにはそれが永い時のように、終わりなき悪夢のように感じられた。
ローラの名前は、無かった。アリアハンで共に戦った「あの」竜王も、呼ばれることはなかった。
しかしそれ以外は、彼の希望をことごとく打ち砕くものに等しかった。

「死者のリスト」…その中に「ドラゴン」が挙がっていた。ゴンという名を、アレフは知らない。
だがドラゴンと聞いて彼が連想しうるとすれば、それは竜王の配下であり、
かつて攫われたローラを救うために倒した、竜の番人のことである。

ローラはかつて言っていた。『とても、お世話になったんです』と。
助け出された直後の、本来ならば喜びがこみ上げてくるはずのその瞬間にである。
だから、悪いことをしてしまったのか。姫を救い出した英雄は複雑な思いにかられた覚えがある。
もちろんローラがすぐにフォローを入れてくれたし、自分の行為が間違っていたとは思わない。
ただ、刃を交え生死を分けたとはいえ、元々は共に使命と誇りを胸に命をかけた戦士である。
その使命の方向が違っていただけで、私怨は何もなかったのだ。
 
 
やがて、自らが命を奪った名も知らぬドラゴンに、アレフもまた敬意を覚えるようになる。
そうさせたのは、ローラの人となりであった。長き幽閉生活をくぐりぬけたにもかかわらず、
暗い洞窟の奥底にただ一人、孤独と恐怖のあまり壊れてしまっていたとしてもおかしくはないのに、
彼女の心には一点の曇りもなかったのだ。

いつしか、彼は気づいた。それはひとえに、彼女の傍にいた存在の功績に他ならない、と。
自身が望んでいたかどうかはともかくとして、その者がいたからこそ、
ローラは、後にアレフが愛するようになるローラのままでありつづけることができたのだと。

そのドラゴンが、再び死んだのかもしれない。主と違って、アレフと相対することもなく。
当人だと確認するすべはなかったが、もし事実ならば惜しい奴を失くした。
できることならば、今度は剣ではなく言葉を交わしたかった…ローラと共に。
そんな感傷も、彼の頭をよぎりえたかもしれなかった。
 
 
しかし、過酷な現実は、彼にそんな余裕をいっさい与えなかった。

「じ…13人…?」

放送が彼に許したのは、死者に対する感傷でも哀悼でもなかった。
アレフは愕然とした…まさか、それほどの数の命が奪われていようとは…!
 
 
(一体…今、何がどうなっているんだ?どう動いているんだ…このゲームは)

彼が回顧したのは前回の放送のこと…思い出したくはないが、忘れてもいけない記憶。
あの時、アレフは毒に侵されたルーシアを解毒するすべを求めて、森林を駆け抜けていた。
絶対に助けてみせると、自らが負った怪我の痛みも厭わず走り続けていた。
しかし、結局彼女を救うことはできず、その臨終の瞬間を看取ることもなく、放送を聴いて初めて気づいた。
無力感にさいなまれた苦い思い出。その昨日が確か…そうだ、18人だった。
対して今は13人。5人減った、などという考えはもちろん愚かしすぎる。
昨日は、43人いたうちの18人だ。それが、今は25人のうちの13人だと…?

(過半数が命を落とした?だとすれば、このゲームは止まるどころか、むしろ…?)

アレフの脳裏では、耳障りな鐘がまだ鳴り続けていた。彼の周囲が安定しえずグルグルと回る。
全身に覆いかぶさる疲労が、今度は徒労感へと変わっていく。
一度目の放送の時も、ゼシカ、そして自らが抱えていたルーシアの死を知り、彼は呆然とした。
しかし勇者は行進をやめなかった。自らの持つ勇気を挫けさせないがために。
死した彼女たちとローラとが残してくれた、その優しさと強さを失くさないがために。
そのために走り、そのために戦ってきた、はずだった…それなのに。勇者は落胆を隠せなかった。

しかしその瞳の光は、衰えはしても完全に消えることはない。
直後、激しい危惧を覚えた。世界はまだ、彼が剣を手放すのを許さない。
そうだ、既にそこまで多数の命が奪われたということは…!

「残るは、あと私も含めて12人ということだな」
アレフは我に返って、顔を上げた。
忘れてはならないはずの、この場の最大の危険要素を、思い出して。
 
 
アレフとは対照的に、ピサロは死者の名前を、さながら子どもが眠る前に数える羊のように、
あとに覚えておく必要を認めず、何の感慨もなく聞き流した。
知っている名前もあった。だが未練はなかった。
昨日はそうではなかった。アリーナの名を聞いて、彼の顔を影が覆ったのだ。
わずかばかりだったかもしれない、しかしその微妙な反応をフォズは感じ取って、
彼女は涙を流した。あなたの代わりだと言って。
そんな少女を、彼は莫迦だと言ったが、同時に興味深くも思ったのだ…

昨日はそうだった。今は違う。ただただ侮蔑しか沸いてこない。
明らかにピサロの心は変節を遂げていた…!

今の放送を聞いて、ピサロは決意をさらに固くする。
頃合いかと考えた。元々生存者が10人になれば見切りをつけるつもりだったのだ。
もはや残りは12人。遠からず2桁を割り込むだろう。
所詮、人間は自らが愚かな生き物でないということを証明できなかったのか…

(やはり、私は考えが浅かったようだな。
 そもそもが信ずるに足るような輩ではなかったのだ)

ピサロは嘲笑した。そして視線をアレフの方に移した。
あと2人で、己の忍耐のボーダーとしていた10人となる。
あと2人…この男と、そしてあの娘を消せば、ちょうど10だ。
いっそ、ケリは私自らでつけるのも一興か。そんなことまで考えた。
 
 
「どうする…つもりだ。ここで一戦交えようというのか?」

射抜くような視線の先にいた男、アレフが先に口を開いた。

「デスピサロと言ったな?その名前にどんな意味が込められているのか知らないが、
 およそ俺たちにとってありがたいものだとは思えない。
 ならば…どうする気だ、デスピサロ。お前も、このゲームに乗るのか?
 だとすれば、邪魔であるはずの俺たちを、今、ここで消すのか?」
「フ…」

ピサロは軽く笑った。いましがた発したばかりの殺気を感じ取ったというのか。
アトラスを斃したことから既にわかってはいたが、戦士としてはかなり腕の利く男のようだ。

「そうだ、と言えばどうする?やはりやめろとお前は言うか?」
「…それも考えたが、やめた。やってみろよ。やれるものならな…!」
「何だと?」

泰然としていたピサロの眉が釣りあがり、アレフを睨んだが、勇者はそれに動じない。

「お前がかなりの腕前だと言うことは、俺にもわかる。
 だが、今のお前はまだ先ほど受けた傷が深いはず。そんな状態で俺に勝てるのか?
 勝てると思うのなら、やってみろ。相手になってやる。
 お前が、いずれ俺の大切な人まで手にかける存在に成り果ててしまうというのなら、
 俺はお前を野放しにしてはおけない。今、この場で、ケリをつけてやる!」

アレフは閃光を瞳に走らせ、叫んだ。拳に精一杯の力を込めて。
 
 
…だが、実際のところ、これはほとんど虚勢だった。
ピサロが乗ってこないことを願いつつ、アレフは思惑を体の外へは1ミリも出さなかった。

まるきり嘘を言ったわけではない。
「デスピサロ」という名の危険性を、アレフは少なからず感じ取っていたから、
奴をこのまま見過ごしておくわけにはいかないと考えているのは事実だ。
そして、もし、ピサロがローラに危害を加えるというのなら、
その時彼は是が非でも彼女を守るために戦うつもりだった。その決意も揺るがない。

だが、今は、その肝心の守るべきローラの行方が未だ掴めていない。
そしてピサロの消耗ほどではないが、あのアトラスを追い、討ったばかりのアレフもまた、
ここに至るまでの追跡と戦闘の連続のために、まともに戦えるほどの体力が無い。
おまけに、彼の足元には、彼自身が呪文で眠らせてしまったフォズが横たわっている。
ピサロの狙いが皆殺しなら、もはやこの子を殺すことにも躊躇いをもたないだろう。
あるいはこの子を人質にして、という卑劣な手段も、今のピサロは取りかねない。
これからここで相手になってやると意気込むには、不安材料が多すぎる。

今、自分が力尽きるわけにはいかないのだ。残り生存者が少ないのなら尚更。
ここでピサロを逃がして、もし本当にローラと出くわしてしまったら、
というのが大きすぎる心配の種だが、
ここまで惨劇が広がった中で、ほとんど戦闘力を持たないはずのローラが
まだ生きのびているということは、誰か心強い味方を得たからに違いないと思える。
 −その心強い味方、エイトがアリアハンに繋がる橋の崩落のためにローラと離れ離れとなり、
  姫は今や完全に一人になってしまった事実を、この時アレフは無論知る由もない−
今もどこかで懸命に生きているであろう彼女にとっての希望が、自分でないことが甚だ残念だが、
そのままで終わらないためにも、ここで命を落とす結果になることは、
断じて避けなければならなかった。
 
 
…という様な思案を、彼は少なくとも表情には微塵も見せなかった。
お互いにらみ合ったまま、しばし沈黙の対峙が続く。

「フン…」
やがて、ピサロが薄く笑った。

「確かに分が悪いな。認めたくもないが、認めよう。
 私にもやらねばならないことがあるのでな。ここで共倒れは御免だ」

ピサロは先ほどサマンサの命を奪った鎖鎌を持つ手を緩めた。
そして踵を返し、アレフに背を向け、歩き出す。
その様を見て、アレフは内心胸をなでおろした…それでいい。
アリアハンに赴いた時から張りつめ続けていた緊張が、肩の力とともに抜けるのを感じた。
それでいい。いずれは止めなければならないが…仕方がない。
今はこれで十分だと、彼は思った。
 
 
それが、そもそもの間違いだった。
 
 
 
 
「!!」

アレフの全身を動揺が走る。一瞬、気を抜いた、そのわずかな間に、ピサロの姿を見失った。
どこに『逃げた』?…違う!どこから、『迫ってくる』んだ!?
刹那ですらない、短い間隙を、アレフが表面に出してしまったわずかな油断をついて、
ピサロが恐ろしい速さで肉薄してくる。気配はする…だが、見えない!
この狭い回廊の中だというのに!?

アレフはピサロの意図を理解した。自分が試したように、奴もまた試したのだ。
だから、あえて背を向けた…!
もし本気で戦うつもりがあるのなら、あの瞬間を逃すはずがないと!
それをせず、千載一遇のチャンスをわざわざ見過ごすと言うことは
戦う意思も、力もないということ。それを知らしめてしまったのだ!

(しまった…!)
「終わりだ。小僧…」

熟練者同士の戦いにおいて、一瞬の隙が命取りとなる。
ようやく敵の姿を視認した時、ピサロは宙を舞い、彼の真上にいた。
アレフはまた遅れて気づいた。遅すぎた…奴は、闇の衣で身を覆っていたのだ。
闇の衣、といっても魔王が身につけるそれではなく、れっきとした人間用の防具。
この衣は優れた防御力に加えて、身につけることで体を闇に溶け込ませ、
敵の目を惑わすことができるという力を持つ。ましてやこんな日の光のない地下では。
だから、熟練の戦士であるアレフをもってしてもすぐに場所を特定できなかった。
完全に計算を狂わされたことを、アレフは後悔したがもう遅い。
迫るピサロの右手には、彼のもう一つの武器、アサシンダガーが握られている。
妖しく煌めく銀色の死神を片手に、まごうことなき暗殺者の様相を呈した魔族が、
容赦なく勇者の命を狙い、そして、振り下ろした。
 
 
…やられた。アレフは敗北を、そしてその後必然的に訪れる死を悟った。
彼にも素早さを高めるアイテムがいくつか手元にあったが、
完全に意表をつかれ、この時はなすすべがなかった。
走馬灯とでも言うのだろうか?わずかな時の中で、アレフは今までに出会った様々な顔を想起する。
まず初めに浮かんだのは、やはりローラ。幻の彼女に向かって彼は謝罪した。
(ごめん、ローラ。俺は、君を守るどころか、君にまた逢うことすらできなかった)

他にも幾つかの顔が脳裏をよぎる。共に戦った仲間もいれば、剣を交えた宿敵もいた。
生きている者、既に逝った者…最後に浮かんだのは…よりにもよって、彼女だった。
(…サマンサ。俺は、君が憎い。だけど、勇者の血を重んじていた気持ちだけは、俺にもわかる)
その勇者の血を、俺は…こんなところで…!
情けない。不甲斐ない。…でも、もう駄目だ。暗殺者の刃が目前に迫る。
その切っ先は確実にアレフを捉え、引き裂き、そして一気に死の淵へと彼を呑み込もうとしていた。

しかし、そこで正確無比だったはずの軌道が、急激にぶれた。
「!?」
突然、アレフとピサロの間を遮るような、緩やかな気流が沸き起こる。
勇者にとって、そして暗殺者にとっても、これは思いがけないアクシデントだった。
故にその正確さがために、それた刃はアレフの急所を、心臓を外してしまう。
しかし、ピサロもさるもの。ただでは終わらせず、せめてもの代わりとばかりに、
ダガーをアレフの左足に深々と突き刺した。

「うわぁっ!!」
全身を貫く激痛に、アレフは呻き、バランスを崩して倒れる。死んではいない。気を失ってもいない。
だが、すぐには如何ともしがたい損傷を負ったことは間違いなかった。
ピサロとしては、次は鎖鎌で、今度こそ確実に仕留める行動に出てもよかった。
しかし、彼はそれをせず、一旦大きく退いて間合いを取る。
予期せぬ要素が現れて、あの男を殺すのを妨害したとあっては、
下手に暗殺に固執していては、かえってこちらが危険だと感じたのだ。
 
 
まずは全体を見渡せる位置に立ち、邪魔者はどこかを見極めることが先決だと考えた。
それさえわかれば、いくらでも対処のしようがあるというものだから。
ピサロは視野を広げ、気配を探る。新たに増援が来たような感じは…ない。
また、先だってあの戦鬼が男に譲り渡した風のアミュレットの加護でもないようだった。
と、すれば…先ほどの気流は一体…?
すぐに答えが導き出せないピサロの前で、その答えがゆっくりと起き上がる。
正直、意外だった。確かにずっとそこにはいたが、はなから考慮になど入っていなかった。

「そうか…貴様か、フォズ」
「ダメです…ピサロさん。いけません、そんなことをしては…」
「お前だったのか。そう言えば長い間、顔を突き合せてはいたが
 お前の戦う姿を見たことはなかったな…そうか、その杖の力か」

未だ睡魔が抜けきらないフォズが立ち上がるために支えとした、その杖をピサロは見た。
天罰の杖だ。確か道具として使うことで、バギ系の風の力を巻き起こせるアイテムだったか。
それで私とあいつとの間に気流の壁を作った…か。
本気で使えば、小規模の竜巻を起こす力にもなるはずで、致命傷とまではいかなくとも、
我々を吹き飛ばしてしまうくらいの勢いを生むことも可能だったはず。
しかし、睡魔から立ち直ったばかりの精神力では、この程度が精々で、
この際はそれが効を奏した…と。

(それにしても、改めて思えば天罰の、とは笑わせる)

誰が誰に下す天罰だ?誰に?私にか?誰が?神がか?
こんな狂った状況をのうのうと見過ごしておいて、何が天罰か。
神とやらも今さら立場もなく、恥ずかしくて顔も出せまいに。
そんな、いつもならどうでもいいと捨て置いたようなことまで、
今のピサロには不愉快で、苛立ちを感じさせるものでしかなかった。
 
 
「ダメです…ピサロさん…お願いです。もうやめてください、こんなこと」
全てが忌々しく思えるピサロの耳に、再び少女の小さな哀願の声が響く。

「やめろ…か、何故そう言う?自らの命惜しさが故か?」
「…はい。素直に言えば、それもあります。誰だって、あえて死にたいなんて思いません。
 でも…いえ、だからこそ、死にたくもない人を無理やり死なせてしまうような、
 そんな恐ろしい人に、あなたをさせたくないのです」
「ほう…それは、私のためを思ってか?」
「はい………いいえ、半分は、多分、私のためです。
 あなたが殺戮者となるのを見たくないという、私の願いのゆえにです」
「そうか。まあ、私のためだろうと、自分自身のためだろうと、どちらでもいい。
 はっきり言わせてもらう。余計なお世話だ」

鋭い瞳で、ピサロはフォズを睨んだ。そして静かに、だが重い口調で告げた。
射込まれた視線だけでも恐ろしかったが、さらにその言葉が、フォズの脳裏を強く揺さぶった。

「余計な…お世話…?」
「お前を傍に置いたのが間違いだったのだ。私の目的を果たすためと思ったが、
 とんだ勘違いだった。もうお前に用はない」
「でも…でも…ピサロさん!あなたは先ほど、私を身を挺して助けてくださいました。
 絶対逃げられなかった…あなたがいなければ、私は確実に死んでいました!
 咎めるような口をきいたことがいけないのなら謝ります。
 あなたは、私の命の恩人なのです。それなのに…それなのに…どうして」
「何度も同じことを言わせるな!だから、それが間違いだったというのだ!」
「!そ、そんな…そんな…」

静から一転、と言うよりその薄い仮面の下に隠されていた激情が露になる。
ピサロが灼熱した。かたや、フォズは全身を寒波に襲われたような心地にさらされた。
 
 
「私の目的は…まずはこの戦いに生き残ることだ。全てはそこから始まるのだ。
 お前を匿ったのは、私の目的を達成するために、その力が役に立つやもしれぬと思ったからだ。
 …お前自身の身など、どうでもよい。どうでもよかったのだ…
 だというのに…私は…私としたことが!くだらぬ情にほだされ、一時の感情に流され、
 あげく、このザマだ!」

激発する精神とは裏腹に、体は顧みれば見るも無残な姿になっていた。
自らもまた、受けた痛みにさいなまれていたアレフは、
あれでよくあのスピードで動けたものだと今さらながらに驚いた。
精神が肉体を凌駕していたとでもいうのか?それほどの怒りを内に秘めていたのか?
この男の異常なまでの執念の片鱗を感じて、アレフは激痛以上の戦慄を覚えた。
そして、フォズは打ちのめされた。あれほどまでに冷静で堂々としていたこの人が、
今はこんな姿になって、そしてこれほどまでに憤怒に身を焦がして…
私を守ったために…私の、せいで…!

「私は…自らの力で生きる。誰にも邪魔はさせん。誰の運命にも左右されもせん。
 生きるならば、自らの意思で生き、滅びるならば、それもまた己の意志によってだ。
 もはや誰の助けも借りぬ。邪魔も要らぬ。お前など、もういらぬ」
「でも…でも…ピサロさん!」
「うるさい!その名で呼ぶな!
 あまりわめき散らすのならば、今すぐ永久に黙らせてやってもよいのだぞ!」

そこまで声を張り上げた後、一度ピサロは姿勢を変えた。
アトラスから受けた一撃と、アレフを殺害しようとした時のオーバーワークによる反動。
さすがに無視できなくなってきた痛みで、同じ調子を続けるのが苦しくなってきたのだ。
 
 
「フン…わめこうがわめかまいが、どのみちこの場で2人とも始末するはずだったのだがな。
 さすがに私も深手を負い、無理をしすぎた。いったん退くとしよう。
 まずは体力を回復させるほうが先だ。ある程度それが成った暁には、行動を起こす。
 これまで共にいたよしみだ。この場だけは見逃してやる。
 しかし、再びお前が私の視野に入る時があれば…有無を言わさず、今度こそ殺す」
「ピ…ピ、サロさ、ん…わ、わ、たし、は…あ、あな、たに…お、お、れ」
フォズは完全に涙目になっていた。
おそらく「助けてもらったお礼が言いたくて」と言いたかったのだろうが、
声が詰まって、まともな発音になっていなかった。
もっとも言えたとして、もはやピサロは聞く耳など持ってはいなかっただろう。
その様を無視し、闇の衣を翻し、ピサロは再び2人の前で背を向ける。

「ま、まっ、て…い、いかない、で…いや…!おいて、いかないで…!」
「そう言えばお前はよくこんなことを言っていたな。
 『ひとは、誰かになれる』…だったか?娘よ」
伸ばした手は届かない。
涙と共に懇願するフォズに、ピサロは振り返って言った。そして最後にこう付け加えた。

「ならば、私は全てを滅ぼす魔王となろう。それが、お前の導きに対する、私の答えだ」

少女にとって、ある意味とどめとなる一言を残して、今度こそ本当に、ピサロは去った。
 
 
 
 
「大丈夫かい…君は…」

ピサロが消えた後、アレフはフォズに声をかけた。
対して、フォズは彼の呼びかけに何も答えず、虚ろな瞳のまま立ちつくしていた。

『ひとは、誰かになれる…だったか?娘よ』
頭の中をピサロの言葉が幾度となくリフレインする。

『ならば、私は全てを滅ぼす魔王となろう。それが、お前の導きに対する、私の答えだ』
もう涙も出なかった。
自分がどれだけちっぽけな存在だったかを徹底的に、思い知らされて。

(結局…私は、何だったの…私は…誰なの…?)

誰かを導くことができたのか?…できなかった。
ここへ連れてこられて最初にしたこと、アルスを探すことは果たせなかった。
彼女がダーマの教えを説いた二人、サマンサは既に息絶え、ピサロもまた修羅の道へ堕ちた。
それが全て…自分の言う導きだった…とでもいうの…?

一体、今日、ここに至るまで、自分は何をしてきたのだろう。
誰かのために、少しでも何かの役に立つようなことがあっただろうか。
そんな記憶は見当たらなかった。
どこまでも独りよがりで、どこまでも無力で、どこまでも役立たずで。

(私は…人を導く神官なんかじゃ、ない)

そう思えてならなかった。いもしない観客が見てくれていると信じて、
ひたすら暗闇の中を踊りのたうちまわる哀れな道化以外の何者でもなかった。
 
 
私は…神官などではない。
私は…あの人の心を溶かす、優しさを持った女性でもない。
私は…あのアルスさんのような、勇気を持って邪悪に立ち向かえるような戦士でもない。
私は…誰でもない。
私は…誰の代わりにも…なれない。

『ひとは、誰かになれる』
幾度となく語ったはずの教えを、ピサロに拒絶された思いを、彼女自身もまた否定した。
そう考えると、後には自嘲しか残らなかった。なるほど、否定してしまえば、
今までまとまりもつかぬように思えた全てのピースがたやすく埋まってしまうのを感じて。
ピサロを、あるいはサマンサを導きえなかった理由がよくわかる。
自分自身でできもしないものを、どうして人に示すことができるだろう?
言葉ばかり美しくて実もない、甚だ説得力を欠くそれを、一体誰が信じてくれるというのだろうか?

(私は、誰にもなれない)
そう断じざるをえなかった少女の瞳は、
行き場を失い彷徨う子猫のそれと、なんら代わりのないものだった。
ならば、せめて私が、私としてできることは…?何か、ないの?何も…ないの…?
そう考えたが、これもまたすぐに答えを出しえず、
ただただ絶望の深みへと、自らを貶めてゆくばかりだった。
 
 
 
「おい…おい!気づいているか!しっかりするんだ!大丈夫か!……うっ!」

そこでフォズは我に返った。何度も自分を呼ぶ声よりも、最後の苦悶に反応して。
はっとなって見れば、アレフがすぐ真横にいる。そして今はうずくまっている。
その足には、まだ先ほど受けたピサロのアサシンダガーが突き刺さっていた。
ろくに処置する余裕がないのなら、下手に抜かないほうがマシと言うこともあるとはいえ、
自分の方がよほど危険な状態であるというのに、ずっと彼女を気遣っていたのだ。

「あ!ああっ!ごめんなさい!安静にしてください!すぐに手当てをしますから!」
フォズはアレフの体をできるだけ刺激しないよう注意を払いながらダガーを抜く。
当然、酷い出血が後に続いたが、いまさら怯む彼女でもなかった。
止血し包帯を…と思ったが所持品の中に包帯はないので、自分の法服の一部を引きちぎる。
程よい長さに調節すると、アレフの患部に丹念に巻いて、何度も回復魔法を繰り返す。
アサシンダガーと呼ばれる武器の類は、中には刃先に猛毒が仕込まれているものもあり、
それが相手を致死に至らしめることもあるという−アレフがかつて助けようとした少女のように−
このことを知識として知っていたフォズは不安にかられながら、アレフの顔を覗き込む。

毒に侵されているような兆候は…なかった。
幸いにして、このダガーにはそこまでの力はなかったのだろう。
処置が適切だったのか、徐々に彼の顔色の悪化が収まっていくのがわかったが、
まだ十分とはいえなかった。ここでは回復魔法の効果が薄いのは既に知れていたことだし、
肝心要のフォズの魔力もまた、尽きかけているのだ。

(何か…気休めでもいい。魔力が不要で、もっと長時間にわたって回復を施せるものは…)
フォズはもう一度自分のザックを漁ってみたが、そんな都合のよいものが
今になっていきなり出てくるはずもない。
 
 
(…あら?)
何かないかと辺りを見回して、ふとある物に気がついた。
今は亡きサマンサ、その傍らに一つの固体が零れ落ちている。
あの時か。あのアトラスと衝突した時に落としたのだろうか?
フォズは歩み寄ってその固体を拾い上げた。見覚えがあったのだ。

奇跡の石だ。元々、彼女の住んでいたダーマの近辺でたまに用いられるもので、
ことこの道具に関しては、サマンサが読んだ支給品の説明書よりよほど彼女の方が詳しかった。
この石に念じ、それによって発する力を受ければ、怪我の治癒を行うことが出来る。
もっとも効果はホイミと同程度。回復魔法の制限が大きいここでは、
即効性という点においてあまりあてになるようなものではない。
だけど、これだとフォズは思った。この石の特性は、使用する誰かの祈りさえあれば、
石自体が持つ癒しの力は無尽蔵であること。この場合この点が重要なのだ。
効き目は微々たるものでも、時間をかけてゆっくりと当て続けることが出来れば、
いずれ全快とは言わなくても、さほど不自由なく歩き回れるくらいにはなれるはずだ。

フォズはアレフを、回廊の壁にもたれかかるようにして座らせる。
そして奇跡の石に出来る限りの強い念を込め、酷い傷跡の残る左足の真横に置いた。
やはり、効果はスズメの涙ほどでしかない。だけど、

「悪く…ないね」
「本当ですか?」
アレフが憔悴しきった顔ながら、微笑んだ。それを見てフォズもまた安堵の笑みを漏らす。
「ああ、何だかこう、ぬるま湯に浸っているみたいだ。ほっとするよ…」
「そうですか…」
気遣いもあっただろう。でも、そんな彼の反応が、今のフォズには素直に嬉しかった。
(あったんだ…私にも、できること…)
よかった。少女は大きく息を吐いた。
 
 
…そして、表情を変えた。ひとたび目の前のことが落ち着くと、意識は再び元の処へ飛ぶ。
(何もできないなんて…そんなこと、ないよね…?)
私にできること、私にしかできないこと…きっと、あるはずだ。
今、これから私がなすべきこと、自分が心からしたいと思うことは…何?

フォズは、自分を振り返る中で、ここに至るまでの道程を思い起こした。
見知らぬ場所、険しい道のり、孤独、遭遇したいくつものアクシデント。
死にかけたことがあった、見捨てられたこともあった、大切な人を失い嘆いたこともあった。
辛いことばかりだった。悲しいことばかりだった。
でも、それならば何故?何故、私は今まで生きのびてこられたの?
辛いことばかりだった。悲しいことばかりだった。
なのに、それでも絶望せずに、私が今ここにいられた理由は…

(そう、だ…やっぱり、そうです)

一人の男の顔がよぎった。その姿を思い浮かべた瞬間、フォズの手が今は恐怖で震えた。
しかしそれを押し殺してしまいたくて、彼女は固く拳を握った。

(やっぱり…嫌だ…このままでは、終われません…)
あの人は言った。私の言っていることは綺麗事だって。
多分、いや、きっとそうなのだろう。自分でも思う…綺麗事なんだって。
あの人は何度も私の言うことを耳障りに思っていたようだった。無理もないかもしれない。
…でも、綺麗で何がいけないというのですか?綺麗事の、どこが悪いのですか?
あの人が、これから殺戮の道を歩むことの、何が正しいと言うのですか?

(違う…違う違う!誰が、あの人自身が何と言おうと、やっぱり違う!
 私を命がけで助けてくれたあの人が、平気で罪もない人を手にかけるだなんて!
 嫌…そんなの違う…絶対に違う!)
 
 
『納得できぬか』

(!?)
フォズの瞳が大きく開く。何か、声が…どこからか聞こえてきた気がしたのだ。
これは…そうだ、あの時だ。アトラスとの戦いの時、あの人が言ったことだ。
そして、続けて彼はこう言ったのだ。

『ならばそれを貫いてみせろ……泣くばかりでは何も出来ん』

(……)
フォズは過去からの声に静かに頷く。そうだ、私は、貫かなくてはならない。
嫌だと言っているだけでは始まらない。泣くばかりでは、何もできない。
誰でもない私の、私だけの気持ちを証明するために、私は、動かなければいけない…!

(………そう、ですね。わかりました。私、決めましたからね。もう、迷いませんから)

フォズの頭の中で、一つの道が光明となって見えた気がした。
それを境に、彼女の顔から不安の色が消えた。
…見えた唯一のそれが、この上もない茨の道だと、わかっていても。
 
 
…そして、フォズは静かに声をかけた。

「アレフさん…お加減はいかがですか」
「うん?ああ…ちゃんと動くにはまだ時間がかかりそうだけど、痛みはほとんどないよ。
 単に感覚が麻痺しているだけかもしれないけどね」
「心配ないですよ。先ほどより血色が随分良くなられていますから」
フォズはそう言って、だいぶ光の弱まりつつあった奇跡の石をもう一度手に取る。
「少し待ってくださいね。改めて石に念を入れなおしますから…ん…これでよし。
 これでまたしばらくはもちます。あとは私がいなくても、時が解決してくれるはずです」
「ああ……と、何だって?何て言った?私がいなくても…?どこかへ行くつもりなのか?」

アレフが問うた。フォズは決然とした面持ちで立ち上がった。
その視線の行方は、彼が、去った先。
「あの人の…ピサロさんの後を追います。そして、あの人を止めます」
「な!?なんだと?」
アレフが大きく目を見開いた。驚きを隠しようもなくて。

「…すみません。こんなところに一人ぼっちにさせてしまうことを許してください。
 でも、今しかないのです。ここにはまだ、あの人が通ったしるしが残っています」
彼女の言うそれはピサロの足跡、血痕、そして魔力の痕跡。
魔力を元に探し人を見つける…ピサロが、かつてフォズの前で実演してみせたことだ。
精度はおよそ比べ物にはならないけれど、ダーマで魔の道に通じる職の伝授をも
担った経験のある彼女だったから、全く不可能なことでもなかった。

「怪我の深いあの人なら、そう遠くへは行けないから、今なら私の足でも追いつけます」
「待て!追いついて、どうするっていうんだ!君に、あいつを止めることができるのか?」
「わかりません…いえ、おそらくはできません。
 でも、できるか、ではないのです。したいのです…だから、行くしかありません」
 
 
フォズが歩き始める。アレフは懸命に止めた。

「やめろ!本当にそのつもりだとしても、君だけで行くな!
 もう少し待つんだ!俺も、すぐに歩けるようになるはずだ!」
「ありがとうございます。嬉しいです…でも、ダメなんです。
 急がないと、あの人の気配を見失ってしまいます。
 それに…あなたとピサロさんとの話、私にもおぼろげながら聞こえていました。
 あなたにも、守りたい大切な方がおられるのでしょう?
 いずれ治るその足と、その強く優しい心は、どうかその方のためにお使いください」

少女に指摘された自分の左足を、アレフは見る。確かにこの傷は、
失敗したとはいえ、再び彼女に、ローラに逢うことを願ったゆえのことだった。しかし…!
「あいつの話を聞いていなかったのか?行けば、確実に…殺されるぞ!」
「かもしれません。ですが、それならば尚更行かないわけにはいきません。
 どのみち私のこの命、あの人にいただいたものです。返さなければなりません。
 あの人が、本当に手遅れになってしまう前に」
「何を莫迦な…あっ…行くな!待つんだ!待て!」
「ありがとうございました。最後まで、わがままでごめんなさい…
 足、治してくださいね。お気遣い、本当に、本当に、感謝しています。
 死ぬまで…いえ、死んでも忘れませんから、絶対に」

フォズは目を潤ませ、何度も頭を下げた。
そして、アレフの元を離れると、ピサロが去った後を追って、駆け出した。
背後から聞こえたアレフの、あんなに自分を心配してくれた人の、最後の叫びに、
心を痛ませながら。

「待て!だから、待てと…!ちくしょおおおおおおおお!!!!」
 
 
 
 
フォズは懸命に走っていた。ピサロの後を追って。
そして、その過程の中で考えた…たぶん、私はそう遠くないうちに死ぬだろう、と。
もちろん殺されたいとも、望んで死にたいとも思わないけれど…
この魔力の匂いの先…この向こうに、あの人がいる。
あの人は、もう私に気づいているのだろうか。
再び顔を会わせたら、どんな反応をするのだろうか。
怒るだろうか、嘲笑うだろうか、あるいはあの時の言葉通り、有無を言わさずその場ですぐに…

いずれにせよ、もはや言葉だけであの人の心を動かすことはできないだろう。
危害を加えてもいけない。私にできるのはただ、この身を挺して受け止めることだけ。
そう、あの人が、私にしてくれたように…
しかし、たとえそこまでできたとしても、
あの人を思いとどまらせることができる保証は、どこにもない。

…仕方がない。私は、あの人を包んであげられるような優しさを持った人ではない。
あの人の行く手を阻める強さを持った人でもない。
私は、誰にもなれなかった。だけど、それでも行くしかない。私自身が、そうしたいから。
死ぬのは恐い。でも、それでも、私は、あの人に…逢いたい…

(もし、死ぬ前に、あの人を正気に戻すことができたなら…)
フォズは懐かしい、今は戻らぬ顔を思い微笑んだ。
アルスさん、私を誉めてくださいますか?とひとりごちて。

(そして、やはり何もできないまま、このまま消えていったのなら…)
今度は自嘲するように口元を緩めた。そして彼女は一しずくの涙をこぼす。
口からはいつも悪態ばかりだったけれど、心根はとても優しかった、あの姿を思い浮かべて。

(誰にもなれなかった私を…思い切り、莫迦にしてくださいね…マリベルさん…)


【E-3/岬の洞窟・地下回廊/朝(放送後)】

【アレフ@DQ1勇者】
[状態]:HP1/4 MP1/3 背中に火傷(軽) 左足に刺傷(重) 疲労 全身打撲 一時歩行不能
[装備]:竜神王の剣 ロトの盾 はやてのリング 風のアミュレット
[道具]:鉄の杖 消え去り草 ルーシアのザック(神秘のビキニ) 奇跡の石
[思考]:ローラ姫を探し、守る このゲームを止めたいが止められない苦悩

【E-3/岬の洞窟・地下回廊→ナジミの塔へ/朝(放送後)】

【ピサロ@DQ4】
[状態]:HP1/8 MP1/2 右腕粉砕骨折 重度の全身打撲 中量の出血(既に止血)
[装備]:鎖鎌 闇の衣 炎の盾 無線インカム
[道具]:エルフの飲み薬(満タン) 支給品一式  首輪二個  ピサロメモ
[思考]:参加者を皆殺し優勝(現時点では体力回復を優先)
     ロザリーの仇討ち ハーゴンの抹殺 

【フォズ@DQ7】
[状態]:MPほとんど0 精神の衰弱からは立ち直る(最後の意地)
[装備]:天罰の杖
[道具]:アルスのトカゲ(レオン) 支給品一式
[思考]:ゲームには乗らない ピサロを命がけで止める(ただしピサロに危害は加えない)

※アレフから抜かれたアサシンダガーは床に落ちたまま、鋼の斧はアトラスの遺体に食い込んだまま。
 また、アトラスの支給品一式、奇跡の石以外のサマンサの道具
 (支給品一式 神鳥の杖(煤塗れ) 鉄兜 ゴンの支給品一式 ルビスの守り)も
 その場に放置されたままです。


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